記事内に広告を含む場合があります

ジムニーノマドは高速道路がきつい?5ドアの走行性能・乗り心地・長距離の疲れやすさを本音で解説

カーライフ

ジムニーノマドが気になっている方の中には、「高速道路を走るときついのでは?」と気になっている人も多いはずです。

ジムニーといえば、悪路をものともせず走っていく本格的な4WD。その一方で、街中では個性的でカッコいいのに、高速道路では「うるさい」「揺れる」「長距離は疲れる」といった話も耳にします。

しかもジムニーノマドは、従来のジムニーよりボディが長くなった5ドアモデルです。普通車の1.5Lエンジンを搭載しているので、「これなら高速道路も余裕なのでは?」と思うところですが、実際には排気量だけで高速道路での快適性を判断しないほうがいい車です。

ここがジムニーノマドの面白いところなんですよね。

エンジンそのものは1.5Lで、最高出力101PS、最大トルク130N・m。数字だけを見れば、軽自動車のジムニーより余裕があります。ところが、ジムニーノマドは一般的な乗用SUVとは違い、ラダーフレームや3リンクリジッドアクスル式サスペンション、副変速機付きパートタイム4WDという、かなり本格的な構造を持っています。

つまり、「普通車になった5ドアジムニーだから、高速道路も普通のSUVと同じように快適」と考えると、少し違うんです。

この記事では、ジムニーノマドの高速道路が「きつい」と言われる理由を、スペックだけでなく、乗り心地や風の影響、エンジン音、長距離走行との相性まで含めて整理します。

さらに、軽自動車のジムニーやジムニーシエラとの違いにも触れながら、「高速道路を頻繁に使う人でもジムニーノマドを選んでいいのか」というところまで考えてみます。

ジムニーノマドとは?発売日と5ドアになった理由

高速道路での走りを見る前に、まずジムニーノマドがどんな車なのかを押さえておきます。

ジムニーノマドは、スズキが2025年4月3日に発売した、ジムニーシリーズ初の5ドアモデルです。名前の「ノマド」は遊牧民を意味していて、どこかへ出かけること自体を楽しむ車のキャラクターにもよく似合っています。:contentReference[oaicite:1]{index=1}

ベースとなる考え方は、ジムニーシエラの延長線上にあります。ただし、単純に後ろへドアを2枚追加しただけではありません。

全長は3,890mm、ホイールベースは2,590mm。ジムニーシエラと比べて、全長とホイールベースがそれぞれ340mm長くなっています。後席の居住性だけでなく、4名乗車時の荷室床面長も350mm拡大されています。:contentReference[oaicite:2]{index=2}

項目 ジムニーノマド ジムニーシエラ ジムニー
全長 3,890mm 3,550mm 3,395mm
全幅 1,645mm 1,645mm 1,475mm
全高 1,725mm 1,730mm 1,725mm
エンジン 1.5L 1.5L 0.66Lターボ

ここで注目したいのが、ジムニーノマドは軽自動車ではないという点です。

ジムニーは660ccターボですが、ジムニーノマドはジムニーシエラと同じ1.5L自然吸気エンジンを搭載しています。高速道路での合流や追い越しを考えると、軽自動車のジムニーより余裕があるのは間違いありません。:contentReference[oaicite:3]{index=3}

それでも「高速がきつい」という話が出てくるのは、エンジンパワーだけでは高速道路の走りを決められないからです。

ジムニーノマドは「普通のSUV」と考えないほうがいい

ジムニーノマドの最大の特徴は、悪路を走るための基本構造をしっかり残していることです。

ラダーフレームを採用し、サスペンションも前後3リンクリジッドアクスル式。さらにFRレイアウトと副変速機付きパートタイム4WDを組み合わせています。これは、舗装路を快適に走ることだけを目的にした一般的なコンパクトSUVとは考え方が違います。:contentReference[oaicite:4]{index=4}

もちろんスズキも、ノマドではホイールベースを延長することで直進安定性や操縦安定性を高めています。5ドア化によってロングドライブでの快適性も狙われています。

ですから、「高速道路が苦手な車」と決めつけるのも違います。

むしろ大事なのは、ジムニーノマドには、高速道路でも普通の乗用車とは違う乗り味があると理解しておくことです。

ここを納得したうえで選べば、「思っていた車と違った」という失敗はかなり減らせます。

2026年モデルでは高速道路向けの装備も充実

なお、現在のジムニーノマドは2026年7月に一部仕様変更車が発売されています。2026年1月30日に受注を再開し、7月1日から仕様変更車が発売されました。デュアルセンサーブレーキサポートIIや車線逸脱抑制機能、全車速追従機能付きACCなどが採用されています。:contentReference[oaicite:6]{index=6}

特に高速道路を走る人にとって、ACCが用意されたことは見逃せません。

ただし、運転支援装備が充実したからといって、車そのものの乗り味が一般的な乗用SUVになるわけではありません。

ただ、運転支援装備が増えたことと、車そのものの乗り味は別の話です。

高速道路での疲れやすさを考えるなら、次に見るべきなのは「1.5Lだから十分」という話ではなく、実際に100km/h前後で走ったときに何が起こるのかです。

エンジン音、風切り音、横風、路面から伝わる揺れ。そして長い直線を走り続けたときのハンドル操作。

ジムニーノマドの「高速がきつい」という評判は、こうした部分をまとめて考えると見え方が変わってきます。

ジムニーノマドの高速道路が「きつい」と感じる4つの理由

ジムニーノマドの高速道路について調べていると、「きつい」「疲れる」「風が怖い」といった声が目に入ります。

ただ、これを単純に「高速道路が苦手な車」と片付けてしまうのは少し違います。ジムニーノマドには、高速道路を走るうえで独特のクセがあるからです。

私がこの車を選ぶ立場なら、まず気にするのは最高速度ではなく、100km/h前後で走り続けたときに、どれだけ気を使う車なのかという部分です。

1. 1.5Lエンジンでも高速巡航が「余裕たっぷり」とは限らない

ジムニーノマドは1.5L自然吸気エンジンを搭載しています。

最高出力は75kW(102PS)、最大トルクは130N・m。軽自動車のジムニーより排気量に余裕があるため、高速道路への合流や追い越しで「まったく加速しない」というタイプの車ではありません。([suzuki.co.jp](https://www.suzuki.co.jp/car/jimny_nomade/detail/?utm_source=chatgpt.com))

一方で、最近のターボ付きSUVやハイブリッド車のように、アクセルを少し踏んだだけでグッと前へ出る感覚とは違います。

特に高速道路では、追い越しや上り坂で速度を維持するためにアクセルを深く踏む場面があります。ここでは「1.5Lだから大丈夫」と思って乗るより、自然吸気エンジンらしい穏やかな加速特性を理解しておいたほうがいいでしょう。

高速道路で大切なのは、最高出力の数字だけではありません。

自分が普段どのくらいの速度で走り、どれくらい余裕を持って追い越したいのか。この感覚によって、同じジムニーノマドでも評価が変わります。

2. 角ばったボディは風の影響を受けやすい

ジムニーの魅力といえば、ひと目でそれと分かる角ばったボディです。

ジムニーノマドもそのデザインをしっかり受け継いでいます。丸みを帯びた一般的なSUVとは違い、スクエアなボディと高い全高を持つため、高速道路では風の存在を意識する場面があります。

特に注意したいのが横風です。

橋の上や開けた場所、トラックを追い越した直後などは、車体が風に押される感覚が出ることがあります。さらに、トンネルを出た瞬間に横風を受けるような場面では、ハンドルを軽く修正したくなることもあります。

「ハンドルをほとんど動かさず、高速道路を淡々と走りたい」という人には、この特性が疲労につながりやすいポイントです。

反対に、車の動きを感じながら運転するのが好きな人なら、そこまで気にならない可能性もあります。

ここは好みが分かれるところです。

3. 乗用SUVとは違うサスペンションの感覚

ジムニーノマドは、前後3リンクリジッドアクスル式サスペンションを採用しています。

これはジムニーが本格的なオフロード性能を持つ理由のひとつでもあります。左右のタイヤが路面に追従しながら、悪路でも駆動力を確保しやすい構造です。

ただし、舗装された高速道路だけを考えれば、独立懸架式サスペンションを採用した一般的なSUVとは乗り味が違ってきます。

路面の継ぎ目や段差を通過したときに、車体が「ドン」と動く感覚が残ることがあります。

これが街中を短時間走るだけなら「ジムニーらしいな」で済むのですが、何時間も高速道路を走るとなると話が変わってきます。

小さな揺れやハンドル修正が積み重なると、最初は気にならなかった違いが少しずつ疲労として出てくるからです。

以前から車の乗り心地を改善する方法を調べている方なら、タイヤの空気圧やタイヤそのもの、足回りの状態によっても印象が変わることをご存じだと思います。乗り心地について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になります。

車の乗り心地を柔らかくしたいあなたへ!突き上げを減らす順番と失敗しない改善策

4. 風切り音やロードノイズは「静かなSUV」と同じではない

高速道路で疲れる原因は、車体の揺れだけではありません。

長距離ドライブでは、車内に入り続ける音も意外と疲労感に影響します。

ジムニーノマドは、空力性能や静粛性だけを最優先した車ではありません。スクエアなボディ形状に加え、タイヤから伝わるロードノイズなども含めて、一般的な乗用SUVとは違う音の聞こえ方になります。

特に高速道路では、速度が上がるほど風の音やタイヤの音が目立ちやすくなります。

これが「うるさくて乗れない」というほどなのか、それとも「ジムニーだからこんなもの」と受け入れられるのかは、人によってかなり違います。

たとえば普段から静かなセダンやハイブリッド車に乗っている人がジムニーノマドへ乗り換えれば、最初は音の違いを強く感じるでしょう。

逆に、ジムニーの無骨な雰囲気が好きで、多少の音も含めて車を楽しみたい人なら、気になる度合いは小さくなるはずです。

高速道路での「きつさ」は速度より運転時間で変わる

実は、ここが長距離走行を考えるうえで大事なところです。

ジムニーノマドは、高速道路を走れない車ではありません。1.5Lエンジンを搭載しているため、一般的な高速道路の流れに合わせて走ることもできます。

問題になるのは、そこから先です。

1時間程度の移動なら気にならなかった風や路面からの揺れが、2時間、3時間と続けば印象は変わります。

特に「静かで、ハンドルを軽く添えているだけで、どこまでも楽に走れる車」を期待している人ほど、ジムニーノマドの高速走行をきついと感じやすいでしょう。

逆に、休憩を挟みながら景色を楽しみ、無理にペースを上げずに走るなら、この車の性格に合わせたロングドライブができます。

高速道路で疲れるかどうかは、単純な車の性能だけでは決まりません。

「どんな走りを快適だと思うのか」まで考えると、ジムニーノマドの評価はずいぶん変わってきます。

ジムニーノマドは軽ジムニーより高速が楽?3車種を比較

ここまで読むと、「それなら軽自動車のジムニーより、1.5Lのジムニーノマドを選んだほうが高速道路では楽なのでは?」と思うかもしれません。

高速道路だけを比べれば、その考え方で大きく外れてはいません。排気量に余裕があるため、合流や追い越しではノマドのほうが安心感を持ちやすいでしょう。

ただし、ノマドになったからといって、ジムニー特有の乗り味が消えたわけではありません。

項目 ジムニー ジムニーシエラ ジムニーノマド
エンジン 660ccターボ 1.5L 1.5L
高速での余裕 やや気を使う 比較的余裕あり 比較的余裕あり
ボディサイズ コンパクト コンパクト 5ドアで長い
長距離適性 割り切りが必要 使い方次第 3車種では選びやすい

特にノマドはホイールベースが長くなっているため、シエラとは違った安定感があります。後席への乗り降りもしやすく、家族や友人を乗せて出かける機会が多い人には、この5ドア化がかなり大きな意味を持ちます。

高速道路を頻繁に使うなら「何を優先するか」が重要

ジムニーノマドを選ぶなら、高速道路の快適性だけで決めるのはもったいないと思います。

たとえば週末に高速道路を使って遠出する程度なら、多少の風切り音や揺れがあっても、目的地までの時間を含めて車を楽しめる人なら十分候補になります。

一方、仕事などで毎日のように高速道路を長時間走るなら、静粛性や直進安定性に優れた普通のSUVやコンパクトカーのほうが、疲労は少なく済む可能性があります。

ジムニーノマドは「高速道路を快適に移動するための車」ではなく、「高速道路も使いながら、その先の道まで楽しむ車」と考えると納得しやすいです。

高速を降りたあと、舗装が途切れた道や雪道、キャンプ場へ続く荒れた道まで気にせず進んでいける。そこに、この車を選ぶ意味があります。

そして5ドアになったことで荷物を積んだり、後席に人を乗せたりする使い勝手も大きく広がりました。荷室の具体的なサイズやゴルフバッグの積載性が気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。

ジムニーノマドにゴルフバッグは載る?荷室サイズ・積載できる本数を5ドアモデルで徹底解説

ジムニーノマドで高速道路を走るなら無理をしない

ジムニーノマドで高速道路を走るなら、無理に速いペースを維持し続けないことが大切です。

長距離では適度に休憩を取り、タイヤの空気圧や状態も確認しておきたいところです。乗り心地の改善を考える場合は、タイヤなど足元から見直す方法もあります。

さらに車の突き上げを押さえ、乗り心地改善を考えている方なら、こうした用品を検討する方法もあります。

車の突き上げを押さえ、乗り心地改善に

【自動車用】SEV エアバルブキャップ

まとめ|ジムニーノマドは高速がきつい車なのか

ジムニーノマドは、高速道路を走れない車ではありません。1.5Lエンジンによる余裕もあり、5ドア化によって長距離移動の使い勝手も高められています。

ただし、静粛性や乗り心地だけを求めるなら、一般的なSUVのほうが楽に感じるでしょう。

ジムニーノマドの高速道路は「きつい」というより、ジムニーらしい乗り味を受け入れられるかどうかです。

高速道路の先にある雪道やキャンプ場、少し荒れた道まで楽しみたい。そんな使い方なら、多少の風や音も含めて、この車を選ぶ理由は十分にあります。

タイトルとURLをコピーしました