シラザン50を施工したあとに、ふと気になってくるのがイオンデポジットです。
洗車した直後はツヤツヤで、ボディに水が気持ちよく流れていくのに、雨のあとに日差しを浴びると白っぽい輪ジミがうっすら見える。あの瞬間、車好きなら少し気持ちが沈みますよね。
私もフィットRSを新車で購入してから、シラザン50を簡単施工してきました。
きっかけは、ユーチューバーでモータージャーナリストの河口まなぶ氏が紹介していたことです。自分で本格的なガラスコーティングができるなら試してみたい。そんな軽い気持ちで始めたのですが、実際に使ってみると仕上がりの満足感はかなり高く、洗車のたびにボディを見るのが少し楽しみになりました。
ただ、3年目に入るころから少し考え方が変わってきました。最初はシラザン50だけで十分と思っていたのですが、長くきれいな状態を保つならトップコートやメンテナンス剤の役割も無視できません。
そこでカスタマーサポートに相談し、トップコートを選ぶことにしました。結果として、シラザン50は施工して終わりではなく、イオンデポジットを意識した上塗りとメンテナンスで満足度が大きく変わると感じています。
シラザン50で気になるイオンデポジットとは何か
イオンデポジットとは、雨水や水道水に含まれるミネラル分がボディ表面に残り、乾燥して白っぽいシミのように見える汚れです。
特に洗車後の拭き上げが甘かったり、雨が降った翌日に強い日差しを浴びたりすると、輪ジミのように残ることがあります。
ガラスコーティングをしていると水を弾くので、一見すると汚れにも強そうに感じます。ところが、撥水が強いほど水玉がボディに残りやすく、その水玉が乾くことでイオンデポジットの原因になることもあります。ここが少しややこしいところです。
私も最初は、撥水していれば安心だと思っていました。洗車後に水がコロコロ転がると、それだけで気持ちがいいんですよね。でも、車を維持していくうちに、撥水の気持ちよさと雨染み対策は必ずしも同じではないと感じるようになりました。
新車のフィットRSだからこそ白いシミが気になる
新車で購入したフィットRSは、やはりできるだけきれいな状態を保ちたいものです。ドアを開ける時、ボンネットを眺める時、洗車後に少し離れて全体を見る時、細かいシミがあると意外と目に入ります。
もちろん、車は外を走るものなので汚れるのは当たり前です。ただ、コーティングをしているからこそ、逆に小さな雨染みが気になってしまうこともあります。これは車好きなら分かると思いますが、きれいにしている人ほど細かい違和感に気づいてしまうんですよね。
シラザン50にトップコートを使う意味
シラザン50のトップコートは、ベースのコーティング被膜の上にもう一層の保護膜を作るイメージです。いわゆる犠牲膜のような考え方で、汚れやイオンデポジットが直接ベース層に固着しにくくなることを期待できます。
実際、私も3年目からカスタマーサポートに相談してトップコートを選びました。最初は少し迷いました。すでにシラザン50を施工しているのに、さらにトップコートまで必要なのか。正直、手間も費用も増えます。けれど、長く乗るつもりのフィットRSなら、ここで一段メンテナンスを足しておくのは悪くないと判断しました。
施工後の印象としては、ツヤの乗り方がよりしっとりしたように感じました。単純にピカピカというより、洗車後にボディの表面が整って見える感じです。近くで見るより、少し離れて見た時にまとまりが出る。ここは数字では表しにくいのですが、オーナーとしては満足感があります。
| 対策 | 役割 | 向いている人 |
|---|---|---|
| シラザン50のみ | ベースのガラスコーティングでボディを保護 | まずは簡単施工で艶と撥水を得たい人 |
| トップコート追加 | 上層に保護膜を作り汚れの固着を抑える | 雨染みや白いシミをできるだけ防ぎたい人 |
| 復活剤やメンテナンス剤 | 撥水や滑水の低下を補い表面状態を整える | 施工後もきれいな状態を維持したい人 |
撥水・滑水・疎水はどれを選ぶべきか
シラザン50のトップコートやメンテナンス系で悩みやすいのが、水の弾き方です。撥水、滑水、疎水という言葉は見かけますが、いざ選ぶとなると迷います。
撥水は、水玉がコロコロする見た目が楽しいタイプです。洗車好きにはたまらない気持ちよさがあります。ただし、水玉が残ったまま乾くと、イオンデポジットの原因になることもあります。
滑水は、水がまとまって流れ落ちやすいタイプです。ボディに水が残りにくい印象があるため、青空駐車や雨上がりのシミが気になる人には相性が良いと感じます。疎水は、水がベタッと引いていくような動きで、雨染み対策を重視する人が気にしやすい選択肢です。
| タイプ | 水の動き | イオンデポジット対策の考え方 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|
| 撥水 | 水玉がコロコロ弾く | 見た目は気持ちいいが水玉残りに注意 | 洗車後の弾き感を楽しみたい人 |
| 滑水 | 水がスーッと流れやすい | 水滴残りを減らしたい人に向く | 青空駐車や雨染みが気になる人 |
| 疎水 | 水がまとまって引いていく | 輪ジミを目立たせにくい方向で考えやすい | 濃色車や雨染み対策重視の人 |
私の場合、最初は撥水の気持ちよさに惹かれました。ただ、年数が経つにつれて、見た目の水玉よりも、雨のあとにどれだけシミを残さないかの方が大事だと思うようになりました。ここは、車の色や駐車環境でも判断が変わります。
イオンデポジットクリーナーを使う時の注意点
イオンデポジットが付いてしまった時に気になるのが、専用クリーナーです。ここで大切なのは、汚れだけが都合よく消えるわけではないという点です。
メーカーサポートからは、シラザン50シリーズ施工後に付着したイオンデポジットや汚れなどを除去する一方で、ベースのポリシラザン層までは除去しないようなクリーナーになる、という趣旨の回答を得ています。ただし、イオンデポジットクリーナーを使うと、汚れなどと一緒に撥水層までは除去されるため、その後に撥水または滑水復活剤で撥水層の修復が必要になるとのことでした。
ここはかなり重要です。白いシミが気になって、つい早く落としたくなる気持ちは分かります。でも、強くこすったり、適当なコンパウンドを使ったりすると、かえってコーティング面を痛める可能性があります。イオンデポジットを落とす時は、汚れを取ったあとに撥水層を戻すところまでセットで考えた方が安心です。
落とすだけで終わらせないのが大事
洗車でもメンテナンスでも、つい汚れを落とすことだけに意識が向きます。けれど、シラザン50の場合は、落としたあとの表面をどう整えるかが大切です。
イオンデポジットクリーナーを使ってシミが薄くなったとしても、そのまま撥水層が弱い状態で放置すれば、次の雨でまた汚れが付きやすくなるかもしれません。だからこそ、クリーナー、復活剤、トップコートやメンテナンス剤の流れを理解しておくと、無駄な失敗を減らせます。
- 洗車で落ちる軽い汚れなのかを先に確認する
- 落ちない白い輪ジミは専用クリーナーを検討する
- クリーナー使用後は撥水層の低下を前提に考える
- 必要に応じて撥水または滑水復活剤で表面を整える
- 再発を減らしたいならトップコートやメンテナンス剤も検討する
フィットRSで感じたトップコート施工後の満足感
フィットRSにシラザン50を施工してから、最初のうちは簡単施工の手軽さが一番の魅力でした。プロに預けるコーティングほど大げさではなく、自分でできる。それでいて仕上がりがしっかりしている。このバランスが良かったのです。
ただ、3年目になると、きれいを維持するには施工直後の勢いだけでは足りないと感じました。ボディの状態を見ながら、そろそろ表面を整えたいなと思う場面が増えてきたのです。そこでカスタマーサポートに相談し、トップコートを選んだ流れは、自分の中ではかなり納得感がありました。
施工後は、洗車したあとの見た目がもう一段整ったように感じています。特にボンネットやドアまわりを見た時、表面に膜感があるというか、ツヤが少し深く見える印象があります。もちろん、これは個人の体感です。ただ、車を降りてふと振り返った時に、あれ、前よりいいかもと思えるのは、オーナーとしてかなり大きいです。
車の乗り心地や見た目の変化を体感で残すことは、ブログとしても大切にしています。たとえば、足回りではフィットRSの乗り心地改善にADVAN dB V553を選んだ体験レビューでも書いたように、数字だけでは伝わらない変化があります。コーティングも同じで、スペックだけでなく、洗車後に自分がどう感じたかがかなり大切です。
トップコートが必要な人と不要な人の境界線
シラザン50にトップコートが絶対必要かと聞かれると、全員に必須とは言い切れません。屋内保管で、こまめに洗車できて、雨が降ったあとも早めに拭き上げられる人なら、シラザン50本体だけでも満足できる可能性はあります。
一方で、青空駐車が多い人、濃色車に乗っている人、雨染みを見ると気分が下がる人、洗車後のツヤを長く保ちたい人は、トップコートを検討する価値があります。特に、せっかく自分で施工したコーティングを長く楽しみたいなら、後から慌てて対処するより、先に守る考え方の方が気楽です。
私自身も、最初は少し後回しにしていました。シラザン50だけで十分きれいだし、さらにトップコートまで買うのは少し贅沢かなと思っていたからです。でも、車を長くきれいに維持することを考えると、トップコートは単なる追加出費というより、状態を保つための保険に近い感覚になりました。
車をきれいに保つ人ほどメンテナンスで差が出る
コーティングは、施工した瞬間がゴールではありません。むしろ、そこからどう維持するかで差が出ます。これはエンジンオイルやバッテリーと同じで、悪くなってから慌てるより、少し早めに手を入れる方が結果的に安心です。
メンテナンスの考え方については、車検ごとのオイル交換は十分かを考えた記事にも通じるものがあります。車は壊れてから直すより、違和感が小さいうちに整える方が気持ちよく乗れます。コーティングも、白いシミが目立ってから焦るより、普段の洗車とトップコートで守る方が気持ちに余裕が出ます。
シラザン50とイオンデポジット対策で失敗しない考え方
シラザン50のイオンデポジット対策で大事なのは、製品を単体で考えないことです。シラザン50本体、トップコート、イオンデポジットクリーナー、撥水または滑水復活剤、それぞれに役割があります。
白いシミができたからクリーナーだけ使う。撥水が弱くなったから復活剤だけ使う。もちろん、それでも一定の効果は期待できます。ただ、全体の流れを理解しておくと、もっと判断しやすくなります。
私なら、まずは普段の洗車で水ジミを残さないようにする。そのうえで、シラザン50の上にトップコートを重ね、汚れが直接ベース層に固着しにくい状態を作る。もしイオンデポジットが気になったら、専用クリーナーを使い、その後に復活剤で撥水または滑水層を整える。この順番で考えると、気持ちの面でもかなり楽です。
コーティング剤全体の選び方については、車のコーティング剤で最強と簡単を両立できるか考えた記事でも触れていますが、結局は自分の洗車ペースと駐車環境に合うかどうかが大切です。高性能でも面倒で続かなければ、きれいは維持しにくくなります。
まとめ:シラザン50のトップコートはイオンデポジット対策としてかなり現実的
シラザン50は、自分で施工できるガラスコーティングとしてかなり満足感があります。私もフィットRSを新車で購入してから使い続けていますが、施工の手軽さと仕上がりの良さは今でも魅力だと感じています。
ただし、イオンデポジット対策まで考えるなら、シラザン50を施工して終わりでは少しもったいないです。特に青空駐車が多い人、雨のあとに白い輪ジミが気になる人、洗車後のツヤを長く保ちたい人は、トップコートを組み合わせることで安心感が増します。
私自身、3年目からカスタマーサポートに相談してトップコートを選びましたが、仕上がりはますます良くなったと実感しています。さらに、イオンデポジットクリーナーを使う場合は、汚れだけでなく撥水層まで落ちる前提で、その後に撥水または滑水復活剤で整えることも忘れたくありません。
シラザン50の美しさを長く楽しむなら、トップコートは贅沢品ではなく、イオンデポジットから愛車を守るための現実的なメンテナンスです。
車は、ただ移動する道具ではなく、洗車したあとに少し離れて眺めたくなる相棒でもあります。フィットRSのボディがきれいに光っていると、それだけで次のドライブも少し楽しみになります。だからこそ、シラザン50を使うなら、施工直後の感動だけで終わらせず、トップコートやメンテナンス剤まで含めて、自分の車に合う守り方を考えておきたいところです。

